こんにちは、ハチ職人あんばいです。2026年9月、広島県福山市のご自宅で、2階屋根の軒下の隙間に出入りしていたスズメバチへの対応を行いました。
この現場は、巣そのものが外からまったく見えないケースでした。「巣が見えない状況でも依頼できますか?」というご相談は実はとても多いので、今回はその実例としてご紹介します。
ご依頼の状況|「巣が見えないのですが、依頼できますか?」
お客様が異変に気づかれたのは7月ごろ。2階の軒下の隙間にスズメバチが出入りしているのを見つけられたそうです。
その後、市販の殺虫剤を何度かまいてみたものの、しばらくするとまたハチが戻ってくる——という状態が続いていました。ただ、肝心の巣は隙間の奥にあって外から見えないため、「この状態でも見てもらえるのだろうか」と不安に思われたまま、ご相談をいただきました。
今回は、昨年ご依頼いただいたお客様のご家族からのご紹介でのご相談です。いつもありがとうございます。
ご相談をいただいた現場。2階の軒まわりを下から見上げたところです。
ご相談時に、建物全体の写真と、ハチが出入りしている場所の写真・動画を送っていただきました。実際に飛んでいる様子が動画で分かると、ハチの種類や出入り口の見当がつけやすく、当日の準備がしやすくなります。
土日のご都合がよいとのことでしたので、ご相談をいただいたあと、最初の日曜日の午前中にお伺いしました。
ハチの出入り口|2階屋根の軒下の隙間
現場で確認したのが、下の写真の場所です。
2階屋根の軒下にできていた隙間。ここがハチの出入り口になっていました。
木部と壁、金属の板の間にできたわずかな隙間です。ハチはここから中へ入り、また出てくる——という動きを繰り返していました。
巣本体は隙間の奥にあり、外からは形も大きさも見えません。今回はこのように巣の姿を確認できない状態でしたので、記事内でも大きさについては触れずにおきます。
スズメバチは、こうした「外敵が入ってこられない狭い空間」を好んで巣を作ります。軒下・戸袋の中・壁と外壁材のすき間・屋根裏など、人からは見えないけれどハチには通れる場所が狙われやすい場所です。
市販の殺虫剤をまいても戻ってくるのはなぜ?
「スプレーをまいた直後はいなくなるのに、数日するとまた出入りしている」——これは、巣が見えない場所にあるときによく起こります。
理由はシンプルで、薬剤が巣まで届いていないためです。
- 外から見える範囲にしか薬剤がかかっていない
- 隙間の奥にある巣の本体、その中にいる幼虫や女王バチには届いていない
- そのときに外へ出ていたハチは薬剤を浴びず、あとから戻ってくる
つまり、出入りしているハチの一部だけに効いている状態です。巣が残っているかぎり、新しいハチが出てくるので「駆除できたように見えて、また戻ってくる」という繰り返しになります。
また、隙間の奥へ向けてスプレーをまくと、驚いたハチが一斉に出てくることがあります。スズメバチは巣を守ろうとする気性が強く、9月はとくにその傾向が強まる時期です。梯子や脚立に乗った状態でハチに囲まれるのは非常に危険ですので、2階の高さの巣はご自身で対処しないでください。
駆除作業の流れ|巣が見えないときのあんばいの進め方
今回の作業料金は 22,000円(税込)、作業時間は約30分でした。
ハチ職人あんばいでは、巣の姿が確認できない現場について、次のような流れで作業を進めています。
- まず離れた位置からハチの動きを観察し、どこが出入り口になっているかを特定する
- ハチの種類、出入りの量から、巣がどのあたりにあるかを推定する
- 作業内容と料金をご説明し、ご了承をいただいてから作業を始める
- ご家族や近隣の方に、作業中は近づかないようご案内する
- 出入り口から薬剤を注入し、奥の巣まで薬剤が行き渡るように処理する
- 出入りしていたハチの動きが収まったことを確認して作業完了
巣が残っているとそこへ戻ろうとするハチが出るため、取り除ける場所は巣の土台まで取り除きます。ただし、すき間の奥や壁の中、屋根裏など、構造上そもそも巣を取り出せない場所もあります。その場合は薬剤での処理を組み合わせて対応しています。
「巣が見えないから頼めない」ということはありません。 ハチが同じ場所へ出入りしているのであれば、そこが手がかりになります。
作業完了|出入り口から薬剤を注入しました
出入り口となっていた隙間に薬剤を注入したあとの様子です。白い泡状に見えているのが薬剤です。
今回の現場は、巣本体が2階屋根の軒下の隙間の奥にあって取り出せない位置でしたので、出入り口から薬剤を注入する方法で対応しました。巣そのものの撤去は行っていません。
なお、薬剤で処理したあとも、外へ出ていたハチ(戻りバチ)がしばらく飛んでくることがあります。数日のうちに少しずつ減っていくのが一般的ですので、その間は出入り口へ近づかないようにしてください。
家まわりで「ハチの出入り口」を探すときのチェック箇所
巣が見えなくても、ハチの出入りは意外と見つけやすいものです。少し離れた場所から数分眺めて、同じ一点へ出たり入ったりしているなら、その奥に巣がある可能性が高いと考えてください。
- 1階・2階の軒下や破風板のすき間
- 雨戸の戸袋の中、シャッターの巻き取り部分
- 外壁と基礎、外壁と屋根の取り合い部分のすき間
- 換気口・通気口・排気フードの中
- 床下・縁の下の通気口
- エアコン配管まわりのカバーやすき間
- 物置・倉庫の壁のすき間、屋根と壁の合わせ目
とくにスズメバチは、時間帯によって出入りの量が変わるため、朝や夕方に見ると分かりやすいことがあります。無理に近づいたり、棒でつついたりせず、距離を取って観察してください。
ハチ職人あんばいへのご相談・お見積りはお気軽にどうぞ
ハチ職人あんばいでは、広島県(福山市・尾道市・府中市など)と岡山県(井原市・笠岡市・浅口市・矢掛町・倉敷市・総社市など)を中心に、スズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの駆除を行っています。お見積りは無料、8,800円(税込) から対応しています。
「巣が見えないけれど、同じ場所にハチが出入りしている」「市販のスプレーをまいたのに戻ってくる」といったご相談も、遠慮なくお知らせください。写真や動画を送っていただければ、状況の見当をつけたうえでお伺いできます。ご検討のうえでお断りいただいても構いません。
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